突然ですが、私はPSYCHO-PASSが大好きです。一期の世界観、全てをシステムに委ねた世界で人が人らしく在るためにはどう生きるべきかを犯罪という形で表現する哲学的な登場人物とそれを追う刑事、槙島聖護と狡噛慎也の二人に惹かれたのです。作品中で実際に出てきたり引用された書籍も片っ端から読んでみたりしました。難解すぎて、すべてが頭の中に入ったわけではありませんが・・・
そんなPSYCHO-PASSはシリーズ化され、二期が放送された後に劇場版が公開されました。二作目は槙島聖護も狡噛慎也も居ないし、残酷なシーンの描写ばかり目立って物語としての盛り上がりに欠けるものでした。登場人物に哲学的な思いを語るキャラが存在しなかったのが個人的に残念なところでした。劇場版は狡噛慎也のその後を描いていたので大満足。これでPSYCHO-PASSも一先ず終わりかと思っていたのでしたが、そこに新作劇場版制作のニュースが飛び込んできたのでした。しかも一期の過去の話と狡噛のその後も!もちろん全部劇場まで足を運んで観ました。全部面白かったです。最後に出た狡噛のセリフも続編を思わせる内容だったし、その通り続編制作決定、三期としてテレビシリーズが放送されることになると知って期待は高まったものです。でも、イメージイラストが新キャラの監視官二人でちょっと不安でした。
三期放送前に公開されたキービジュアルを見たときには正直ビビリました。霜月と雛川以外誰も知らない・・・不安でたまりませんでした。また、脚本が二期のストーリー構成をした冲方丁さんがまた関わっていたので更に心配になりました。ただ、今回は一期と劇場版にも関わった深見真さんが脚本に入っていたのが救いでした。
その後、放送前の特番で突然明かされた「開国」と「常守朱の逮捕(拘束?)」。紹介映像は劇場版レベルの作画で期待も高まります。どうなるんだこの先・・・と思って見始めた三期。二話までは面白かったですよ。特に狡噛と宜野座のコンビが出てきたあたりが最高でした。まだ三期のキャラには思い入れが無いので、一期から出ているキャラにはもっと前に出てきてほしいと思いながらその後も見続けていくと・・・ビフロスト、インスペクターとか怪しげな組織の名前が出ては来るけどイマイチ全容が掴めないのでスッキリしない。しかも三期は1話約50分と実写ドラマ並みの放送時間になったものの、話数が進んでも進んでも常守朱がなぜ拘束されているのか?やビフロストなどの謎が解けないまま。私は気づくのが遅かったんでしょうけど、6話あたりで諦めました。「これは劇場版につなげる気だ」と。
まあ、それでも二期のときみたいに作品としては三期としてテレビである程度完結させるんだと思っていました。が、その期待は裏切られました。全ての謎が解明されないまま、全て劇場版に持ち越されてしまったのです。こんなのってあり?劇場に誰もが行けるわけじゃないぞ?DVDやBlu-rayが出るまで待てというのか?一番の問題は「テレビシリーズの一作品として完結しなかったこと」です。劇場版に向けて盛り上がってる人もいるようですが、私は完全に盛り下がってしまいました。マジかよ。こんなんじゃ劇場行かないよ。一期と一期の新編集版、劇場版、SSの2(過去話)、3(狡噛)を見ていた方がいいやと。
想像でしかありませんが、劇場版のタイトルも「PSYCHO-PASS3 FIRST INSPECTOR」なので、梓澤とビフロストの話で精一杯なんじゃないかな。常守朱の話まで全て解明するのは更にもう一つ劇場版を作るつもりなんじゃないでしょうか。そう思えてなりません。一番の懸念は、「槙島聖護の存在までビフロストの手の中だった」というオチにされてしまうことですが、さすがにこれは考えすぎかな・・・。もしそうなったら完全に引くわ。とりあえずAmazonプライムビデオでも配信されるみたいなので、配信されたら家で見ようかなと思ってます。
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